新潟県燕市の
モノづくりをつつむハコづくり

#001

藤次郎さんとの
ハコづくり

世界の三ツ星シェフに愛される包丁ブランド、「TOJIRO」

気持ちいいほどよく切れて、錆びにくく、長く使える包丁。
切れ味と使いやすさから、一般家庭だけでなく、世界中のプロ料理人に愛用される包丁。

それを作るのが新潟県 燕三条にある刃物メーカー「TOJIRO」
複合材包丁で世界トップシェアを誇り、日本有数の一貫生産設備を完備。

ほしゆうとは同じ並びのご近所さんで、かれこれ30年来のご縁。

「とにかく、今までにない、
最先端の製品をつくりたい」

「今までにない画期的な新商品ができたんです。ハコを作ってもらえませんか?」

きっかけは、遡ること8年前、当時まだTOJIRO社員だったプロダクトデザイナー堅田氏からのおさそい。

TOJIROの高い技術をアピールできる製品をつくりたい。
TOJIROの技術力、そして燕三条の多彩なものづくりのノウハウを総結集してできた、今までにない全く新しい包丁、「ORIGAMI」。

通常、包丁は刃と柄を溶接でつなげてつくる一方、高温処理によって金属が劣化してしまうという難点も。そこで、1枚の金属を折り紙のように折り曲げて形作る、という刃物業界では不可能と言われていた方法で製品化を実現。あの工業デザインで世界的な権威を誇るデザイン賞「iFデザイン賞」で、プロダクトデザイン賞も受賞した、業界の常識をくつがえす画期的な製品。

そんな製品を入れるハコへの期待値も、求められるクオリティも当然ながらとても高く、企画・設計・製造現場のほしゆう全総力を挙げてハコづくりに鋭利奮闘しました。

「製品の表も裏もぜんぶみせたい」

一般的に、ハコは製品を安全に入れる容器という機能を果たすため、「箱とはこうあるべき」的な一定のルールがあります。でも、堅田氏の想い描く「ORIGAMIのハコ」はそれらをすべて飛び越えた、この世にまだ存在しない、全く新しいハコ。(詳しくはWORKSへ)

特に、刃物は安全性と強度を確保することが1番重要なのですが、製品の姿を全てみせつつ、高級感・新規性を出したい、という堅田氏からの難しいお題。

中身の製品だけでなく、それを入れるハコにも製品にかけると同じ情熱をかたむける堅田氏の想いになんとか応えたい。連日サンプルをもっては打合せ→修正→再サンプルで打合せ→再修正・・・の日々。

幾度の試行錯誤をへて、晴れて完成したハコは、ORIGAMIがそうであったように、ハコ業界の既成概念を打ち破る画期的なハコが誕生しました。

ORIGAMIのハコづくりを通して、ハコはただ単にモノを入れて終わったらお役御免ではなく、「ハコも製品の一部」という原点をあらためて再認識しました。わたしたちは、金属加工の産地 燕三条で、地域のハコヤとして、お客様と同じ目線で、ものづくりにより一層邁進します。

取材協力:藤次郎株式会社
https://tojiro.net/